KANIの角型フィルターをまとめ買い!

昨年からさんざん悩んでいた角型フィルターをついにまとめ買いしました!
結局、購入したのはKANIの角型フィルター一式です。

KANI 角型フィルター

もうここまで揃えるとエントリークラスの一眼レフが買えてしまう値段です(汗)
先行投資したからにはこれから気合を入れて撮影しに行かなければ…。

NiSi製品を持っていないのでKANIとの厳密な比較はできませんが、私みたいにどちらを
購入するか悩んでいる人も居ると思うのでざっくりと紹介したいと思います。

角型フィルター レビュー

KANI 角型フィルター

フィルターはカメラバックなどに使われている丈夫なナイロン製のケースに入っており
更にトレーシングペーパーで包まれていました。
ケースがハードタイプではないですがカメラバッグに入れて使う分には大丈夫そうです。

ただロットの問題なのかケース表面のネームタグが正規のものではなく、写真のような
手作り感満載のものになっていたのは少し残念でした。

角型フィルター用ホルダー レビュー

KANIのフィルターはちらほらとレビューを見かけるのですがホルダーについてはあまり
レビューが無く、評判の良いNiSiのホルダーとどちらを買うか悩んでいました。

・手持ちの16-35mmでケラレは発生するのか?(Ans.ケラレません!)
・NiSiのようにホルダーにCPLフィルターを付けるられるのか?(Ans.付けられます!)
実際に撮影する時に必要となる情報がほぼ無いんですよね…。

NiSiのフィルターは持っていないのでネット上で調べた情報での比較になりますが
KANIのホルダーと比較してみようと思います。

私が購入したKANIの角型フィルターホルダーは100mm角型フィルター用になります。
価格は13,800円で、ホルダーと一緒にソフトケースとアダプターリング
(67mm/72mm/77mm)が入っていました。

NiSiの角型フィルターホルダーは同じ100mm用だと18,800円です。
ホルダー本体とCPLフィルター、アダプターリング(67mm/72mm/77mm)、
レザーケースのセットになっています。

KANIと比べると5000円の価格差でCPLフィルターの有無と、ソフトケースか
ハードケース(レザー仕様)の差となっています。

今のところKANIのホルダーに付くCPLは単体で販売されておらずホルダーセット
でしか手に入らないので悩ましいところです。

製品の仕様について

両メーカーともアルミ製ホルダーで表面はマットブラック塗装のようです。
安価なホルダーだとプラスチック製のものもありますが、アルミ製品だと
やっぱり使用感が全然違いますね。

KANIのホルダーの場合CPLフィルターはホルダー本体につける事ができます。
ホルダー本体にCPLが付きますが、きちんとCPLの角度を調整できるので
安心してください。調整の仕方は後ほど説明したいと思います。

NiSiの場合はアダプターリングに装着し、アダプターリングにある小さな
ダイアルで角度を調整することができます。

ホルダーをカメラに付ける手順ですが、KANIの場合はアダプターと
ホルダーの両方にねじが切ってあるのでホルダーを回転させて装着させます。

NiSiの場合はホルダーにあるノブを使ってワンタッチで装着できます。
脱着はNiSiの方が簡単なのですが、ノブがホルダーから出っ張っているので
収納の際にちょっと邪魔になるかなーという感じです。

同じホルダーでも結構操作感が違いますね。
まだKANIに使い慣れていないのでこの差がどうなるかまた後でレビューして
みようと思っています。

KANIホルダーの詳細な仕様について

KANIホルダーは手元にあるので更に詳しく説明したいと思います。
まずは表側から(角型フィルターを付ける方)

KANI 角型フィルター

KANI 角型フィルター

フィルターは他の製品と同じく3枚まで同時に使うことができます。
画像2枚目ブルーの部分にスポンジが貼ってあり光が漏れないようになっていました。
NiSiはこの部分にスポンジがなくフィルター側についている製品があるようです。

次に裏側(カメラ側)ですが、

KANI 角型フィルター

KANI 角型フィルター

KANIホルダーは3つの構造で別れていて分かりやすいよう赤・緑・青で色分けしてみました。
色の付いた部分はそれぞれ独立して動かす事ができます。

青の部分は前側にCPLフィルターを付けられるようになっていて、この部分を回転させる
ことによりPLフィルターの角度を調整できます。

赤い部分はカメラと繋がる部分(正確にはアダプターリング)なので装着してしまえば
動かす事はあまりありません。

一番外側の緑の部分はホルダー全体を回転させる時に使います。
ハーフNDなどを斜めがけしたい場合にはこの部分を回転させます。
左上のつまみで回転をある程度固定できるので、すぐにズレてしまうような
事はないと思います。

KANIホルダーでのケラレについて

購入の際に悩んでいたケラレについては手持ちの「AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR」
を付けた際にケラレが発生するのか心配でしたが、NiSiと同じく16mmではケラレ
が発生しなかったので一安心です。

私の環境では16-35mmにケンコーの「PRO1 Digital プロテクターワイド(薄枠)」
を装着したまま、アダプターリング>ホルダー を付けて試写してみましたが
厚みが増してもケラレは発生していませんでした。

プロテクトフィルターを装着したままでもケラレなかったのは良かったです。

KANIの角型フィルターセットまとめ

角型フィルターについてはNiSi製品を持っていないので写りの比較はできませんが
ホルダーはワンタッチで付けられる利便性をどう考えるかで購入する製品が
変わってくるような気がします。

フィルターのサイズは各社共通なので価格を抑えたいのであればNiSiやKANIではなく
cokinのプラ製ホルダーで試してみるというのも手かもしれません。

KANIはまだ発売したばかりでフィルターのバリエーションが少ないので
足りないものは他社品でカバーしていこうと思っています。

NiSiが「Natural Night filter」という光害をカットしてくれるフィルターを
3月22日に発売したりしてとても魅力的なんですよね~。
中国メーカー恐るべしです。

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コメント

  1. kiita より:

    とても参考になりました。
    私はCokinプラスチック➡NISI➡KANIと角型フィルターは変えてきました。
    KANIは良いと思います。

    • 岩倉 より:

      kiitaさん
      KANIのフィルターはあまりレビューがありませんでしたので参考になればと思いレビューしました。
      KANIフィルターを知るきっかけとなったブログ主様からコメントを頂けるとは光栄です。
      いつも参考にさせていただいております。